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タンゴピアニスト 佐藤美由紀のねごと   ZZZ・・・


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熊本に行ってきました。<最終日>

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最終日は、今回の地震で最も被害の大きかった益城町木山というところにある専寿寺さんの解体をお手伝いさせていただきました。ご覧のとおり、一面に崩れた家々がひしめき、青い空が広く感じられます。初日に訪れたすしざんまいの若い従業員さんの全壊したお宅もこのあたりと伺いました。目を覆いたくなる光景です。この瓦礫の山から、木片、ガラス片、瓦と分別していきます。たいそう立派なお寺さんだったことが伺えます。ご住職は立派な鬼瓦を何とか無傷のものだけでも救い出したいとお考えになり、この日まで解体を渋っておられたそうです。とても良く気持ちが分かります。私は瓦の担当になりました。この日は総勢30人くらいが集まりました。天草や鹿児島からも応援が駆けつけていました。ご住職の人望の厚さが伺えました。しかしこのうず高い瓦礫の山から、瓦だけを取り出していくことなど途方もないことのように感じられ、作業前から絶望的な気持ちでしたが、黙々と、ただひたすらに作業を続けていくうちにだんだん瓦がなくなっていき、ふとある瞬間に、自分が屋根の上で作業していたことに気がつきました。立派な瓦、一つ一つがとても重く、煤けて真っ黒。土のう袋に私だけでも100袋は詰め込んだと思います。日差しは強かったんですが、風があって助かりました。ただ、木片チームのおが屑が目に入って、度々作業を中断しなければなりませんでした。

私はこの日の飛行機で帰らなければならないので、まだ作業を続けていらっしゃる皆さんを尻目に、後ろ髪を引かれる思いでお先に失礼しました。空港までの道すがらも、大変なお宅がたくさんあります。なぜ、どうして、という住人の方々の叫びが聞こえてきそうです。

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顔も手も、余りにも真っ黒で、これでは飛行機に乗れないので、空港近くのエミナースというところで全身洗浄。

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このような、作業用のゴム手袋をしていたにも関わらず、爪の中まで真っ黒です。手袋は即処分の消耗ぶり。

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お風呂に入って、スッキリさっぱりして、5日間お世話になったレンタカーを返して空港に到着しました。空港のレストランで生ビールを飲んで、この5日間のお疲れ様をしようと思っていたのに、空港内のレストランは震災の影響で営業していません。入り口付近の屋外にちんまりとお食事スペースがありました。

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まだまだみんな大変なのにごめんなさい。でも、これを楽しみに頑張ったんです。こんなに苦く冷たいビールは人生初めてでした。美味しいのかどうか、もはやよくわかりません。私はもう帰らなければならない、でもまだまだなんです。本当にこれからです。まだまだ。帰り難い。今頃になって涙腺が緩んできました。ダメダメ、しゃきっと帰らないと。

お土産屋さんも簡素になっていて、特に「陣太鼓」は被災されていて商品がないのだとか。残念。大人買いしようと思ってたんだけどな。市内の鶴屋デパートも、外見はちょっと亀裂が入ってるくらいで大丈夫そうだったけど、全館営業再開したのはつい最近なんだそうです。


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by elfuelle | 2016-06-02 23:00 | 今日のねごと | Trackback | Comments(0)